訪問看護って毎日来てもらえるの?

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訪問看護って毎日来てもらえるの?

Q. 1人暮らしの父が、糖尿病でインシュリン注射をすることになりました。最近物忘れがひどく薬を飲み忘れることもあるので訪問看護を利用して指導をしてもらいたいと思っているのですが、毎日来てもらうことは可能でしょうか。

A. 介護保険と医療保険をどう利用するかによって、訪問看護の利用回数は変わります。他の方法も考えられますので、一度ケアマネと相談してみてください。

訪問看護を導入するには、介護保険や医療保険を利用する方法があります。まず、介護保険を利用する場合は、要介護認定で要支援、あるいは要介護と判定された方が対象となっています。利用できる回数は、介護度の利用限度額によって異なりますが、毎日利用するとなると、介護保険の利用限度額を超えてしまう可能性があります。そのため、超えた部分は自費で利用すれば、毎日訪問看護を利用することは可能でしょう。

次に、医療保険で訪問看護を利用する場合は、介護保険を利用することができない方や厚生労働省が認めた疾患の方、重い疾患や症状で医師に訪問看護が必要と診断された方です。利用できる回数は、基本的には週3回を限度としていますが、毎日利用できるのは、末期の悪性腫瘍等の厚生労働省が認める特定疾病であると医師から診断された方となっています。

質問者様のケースであれば、週数回は介護保険か医療保険を利用し、その他の日数を自費にすれば、毎日利用できるでしょう。もし、自費利用が経済的に困難な状況であれば、インスリンが自己注射できるような指導を行ったり、訪問介護を利用して自己注射するのを見守ってもらう、デイサービスやデイケアを利用して職員に見守ってもらう等、他の様々なサービスを組み合わせて利用する方法もありますので、ケアマネージャーと相談し、計画していきましょう。

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