通所介護の食事は個人の好き嫌いに対応してくれる?

更新日:
通所介護の食事は個人の好き嫌いに対応してくれる?

Q. 父が脳梗塞になり自宅療養しているのですが、家族だけで介護することに限界を感じています。通所介護を利用してもらいたいと思っているのですが、父は食べ物の好き嫌いが多く、食事を理由に利用を嫌がる可能性があり心配しています。通所介護では、みんなと同じものを食べなければいけないのでしょうか。

A. 通所介護では健康状態によって食事を変えることは可能ですが、嗜好に対応してくれるかは事業所ごとに異なります。事前に確認しておくとよいでしょう。

通所介護では、利用者の健康状態に合わせて食事を提供することは可能ですが、個人の嗜好にどの程度対応してくれるかは、事業所ごとに異なります。

例えば、糖尿病の方や高血圧の方に対して、糖尿病食や減塩食に変更したり、固いものが食べれない方のために、軟らかい野菜やご飯に変更することで、通常の食事と違った内容のものを個別に提供するケースは多くの通所介護にみられています。

また、認知症の症状として、食欲がない方や食事を拒否する方に対して、個別のメニューを提供しているケースもあり、様々な疾患が理由で食事制限を行ったり、内容を変更することで対応しています。疾患等の理由ではなく、好き嫌いが多いという方の場合、その方の好きなメニューのみを提供することは難しいかもしれませんが、施設で対応できる範囲であれば、個別に検討してもらえる可能性はあります。

例えば、お粥が好きだからお粥を提供してほしい、食後ヨーグルトを付けてほしい等、施設で既に対応しているものであれば、検討してもらえる可能性は高いでしょう。また、利用時からの導入は困難でも、通常の食事を提供して、摂取量が増えない場合、良い方法はないか施設と検討していくことも可能です。しかし、どれだけ柔軟に対応してくれるかは、施設毎に異なりますので、利用前に必ず確認するようにしましょう。

Designed by Freepik