ケアプランは誰が作ってもいいの?

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ケアプランは誰が作ってもいいの?

Q. 父が認知症になり、介護保険を利用したいと思っています。介護保険を利用するためにはケアプランが必要で、ケアマネージャーが作成してくれると聞いたのですが、父は頑固で家族以外の人に支援してもらうのを嫌がる可能性があります。ケアプランは誰が作ってもいいのでしょうか。

A. 本人やご家族がケアプランを作成(自己作成)することも可能です。ただし自己作成する場合は、介護だけでなく給付管理などの知識も必須となるため、まずは作成にあたってのメリット・デメリットを理解しておくことをおすすめします。

ケアプランは本人・家族が作成することも可能です。ケアプランを作成するためには、まず、市区町村の介護保険の窓口へ行き、作成する旨を伝えます。そして、提出書類をもらい、ケアプランを作成します。ケアプランを作成後、利用したいサービス事業所と直接契約し、ケアプランを完成させたら、再度市区町村の窓口へ行き、提出します。

あとは、サービスを利用しながら、随時、ケアプランを更新・見直ししていきます。本人や家族がケアプランを作成することを自己作成と呼びますが、自己作成をする上での注意点として、介護保険に関する知識が必ず必要であるということです。ケアプランを作成するには、介護の知識だけでなく、給付管理についてや限度額の計算等の知識も必要となります。

ケアマネージャーは国家資格であり、資格を取得する上で、これらを全て学んでいます。介護保険の制度についての専門知識が豊富であり、サービス事業所とのやり取りもスムーズに行うことができるため、一般的には、ケアマネージャーへケアプランの作成を依頼するケースが圧倒的に多くなっています。

しかし、自己作成をすることによって、知識が増え、サービス事業所との直接的なやりとりを密に行うことで、サービス事業所のこともより理解でき、信頼関係の構築にもつながるというメリットもあります。それぞれのメリット・デメリットを考慮し、選択するようにしましょう。

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