通所介護を利用中、急な時間延長はできる?

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通所介護を利用中、急な時間延長はできる?

Q. 母が認知症を患っており、通所介護を週3回利用しています。娘の私が自宅にいないと不安になり徘徊してしまうため、いつもは送迎していただける時間に自宅にいるようにしているのですが、私の職場の部署が変わり、会議等で帰宅が遅くなる可能性がでてきました。会議は当日にならないと開催するかどうかわからないのですが、会議があった際は通所介護の急な時間延長はできるのでしょうか。

A. 通所介護の延長利用については事業所ごとに対応が異なるため、あらかじめ利用延長や夜間通所介護のサービスを実施している事業所を選ぶ必要があるかもしれません。

延長利用の有無については、現在、通っている通所介護の事業所によって異なります。利用時間がしっかりと決められており、延長利用を全く受け付けていない場合もありますので、確認が必要です。

大規模でなく、小規模のアットホームな事業所であれば、相談次第で柔軟な対応をしてもらえるところもあるようですが、基本的に利用終了後は、送迎や片付け等で、職員の人手が少なくなりますので、マンツーマンで介護することは難しい可能性が高いでしょう。

またそれが急な場合であれば、尚更です。通常の通所介護では、延長利用を行っていない事業所が多いため、あらかじめ延長利用や夜間通所介護のサービスを行っている事業所を選ぶことが必要であると言えます。また、夜間遅くなる場合は、お泊りデイを行っている事業所を選ぶことも良いでしょう。

お泊りデイとは、通所介護のサービスを利用した後に、引き続き、その事業所に宿泊することができるサービスです。夜間、介護することに疲労を感じている家族の負担軽減目的にも利用されています。本人にとっても、日中通っている慣れた事業所に引き続き、宿泊することができますので、ストレスなく、利用することができるのが特徴です。

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