Q. 1人暮らしの母の施設入所を検討しています。施設に入ると運動しなくなり、動けなくなってしまうではないかと心配しているのですが、介護施設でリハビリをしてもらうことはできるのでしょうか。
A. リハビリを積極的に行う介護施設は存在しますが、事業所ごとに詳細は異なるため、個別に確認する必要があります。
高齢者施設の中には、リハビリを積極的に行っている施設も存在します。尚、リハビリの頻度や時間・方法等は施設により異なりますので、個別に確認が必要です。公的な施設で、リハビリを日常的に行っているのが、介護老人保健施設です。リハビリの頻度は、個別に異なりますが、理学療法士や作業療法士等、専門職によるリハビリを計画的に受けることができます。
しかし、終身施設ではありませんので、リハビリによる身体機能の回復がみられれば、在宅復帰を目指すことになります。そして、機能回復がなくても、他の施設へ退所するように言われる可能性もありますので、終身利用を検討されている場合は注意が必要です。
民間の施設では、有料老人ホームやサービス高齢者住宅等がみられますが、施設によっては、リハビリを導入している場合があり、その方法や特色等も施設により、それぞれで異なります。民間の施設の場合、施設に専属のリハビリの専門職が常にいるというよりは、外部の介護サービスを利用し、理学療法士や作業療法士が施設へ訪問してリハビリを行う「訪問リハビリ」の利用を提案されることが多いようです。
民間の施設では、終身利用ができる施設がほとんどですので、リハビリをしてくれるところであれば、方法や頻度の詳細等をしっかり把握してから、入所するようにしましょう。