Q. 1人暮らしの母が物忘れが進行してきたため、介護保険の申請をしています。しかし、母とは離れて暮らしており、金銭的にも余裕がないと相談したら、定期巡回・随時対応型訪問介護看護を使用したらどうかと提案されました。定期巡回・随時対応型訪問介護看護とはどんなサービスなのでしょうか？
A. 定期巡回・随時対応型訪問介護サービスとは、24時間体制で訪問介護や訪問看護を受けられるサービスのことです。
定期巡回・随時対応型訪問介護サービスとは、日中だけでなく、夜間も支援を必要とされる方を対象として24時間体制で訪問介護や訪問看護を受けることができるサービスです。介護側だけでなく、看護側からのサポートも受けることができますので、体調面に不安のある方が安心して利用できるサービスとなっています。
提供方法としては、1つの事業所によって、訪問介護と訪問看護を一体的に提供する「一体型」と、訪問介護の事業所が別の訪問看護事業所と密接に連携してサービスを提供する「連携型」があります。また、「定期巡回サービス」と「随時対応・随時訪問サービス」を利用者の状況によって適切に組み合わせることができ、必要なものを必要なときに柔軟にサービスを利用することが可能です。
具体的には、「定期巡回サービス」によって、定期的に訪問介護が日常生活の介助を行い、「随時対応・随時訪問サービス」によって、利用者や家族からの急な連絡を受け、オペレーターが対応を行ったり、必要であればスタッフが訪問を行うことができます。
また、利用者の状態により、看護師が訪問し、医療的なサポートを行うことができます。費用は月額制となっているため、サービスを多く利用する方にとっては、メリットのあるサービスとなっています。