Q. 1人暮らしをしています。肺がんの手術をして退院してきたのですが、呼吸が苦しく1人だと心配で買い物に行くことができません。買い物に連れて行ってくれるサービスはありますか。
A. 訪問介護を利用すれば、ヘルパーの付き添いの元に買い物することが可能です。
介護保険サービスの「訪問介護」を利用することで、ヘルパーに付き添ってもらい、買い物をすることが可能です。訪問介護のサービスで買い物同行を行う目的としては、自立支援となっており、ヘルパーは本人の意思・意向を尊重して買い物に同行することとされています。
しかし、その一方で、介護保険を利用した買い物同行では、いくつかの規則が定められているため、本人の思うまま自由に買い物ができない場合もあります。例えば、買うことのできる物として、基本的には、日常生活をする上で必要なものに限られており、日用品や食事に関わるもの等の必要最小限の品物とされています。よって、嗜好品や物によっては、対象外になる可能性もあります。
そして、買い物に行く手段についてですが、電車やバス、タクシー等を利用する際の交通費は、原則、利用者負担となります。ヘルパーが乗ってきた車に乗せてもらい、買い物に行くことは禁止されているため、注意が必要です。
また、近所のスーパーまで距離があり、本人の体力や状態によって、買い物に行くことが困難な場合は、買い物同行ではなく、買い物代行のサービスを利用することも可能となっています。本人の状態や周辺の環境を考慮し、訪問介護のサービスを検討するようにしましょう。