介護老人保健施設に入所後も、かかりつけ医に診療してもらうことはできるの?

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介護老人保健施設に入所後も、かかりつけ医に診療してもらうことはできるの?

Q. 母が脳梗塞で病院に入院しています。要支援の認定が下りた父と2人暮らしをしており、自宅での介護が難しいため、介護老人保健施設への入所を考えています。介護老人保健施設に入所すると施設に医師が常駐していると聞いたのですが、施設にいる医師ではなく今まで診てもらっていた先生に定期的に受診することはできるのでしょうか。

A. 例外はあるのですが、原則として介護老人保健施設では施設内の医師が主治医となります。

介護老人保健施設では、日常的な医療については原則として、施設内の医師・看護師が行うこととされています。よって、施設医が主治医となり、定期的な診察をし、健康管理を行うこととなります。介護老人保健施設では、法律上、不必要に往診を求めたり、他の医療機関への通院をさせてはいけない決まりがありますので、施設入所中については、これまで通院していた医療機関に定期的に通院することは難しくなると言えるでしょう。

尚、例外として、施設医が診察した上で専門的な治療等が必要と認められる場合に限り、他の医療機関へ受診することは可能です。例えば、精神科や眼科等、専門的な分野であれば、定期的な受診が必要な場合、これまで通り通院が認められることがありますので、入所前の相談で確認するようにしましょう。

それ以外の医療機関について、特別な許可がなければ、通院することはできませんが、入所後は全く関係がなくなるということではありません。介護老人保健施設は、いずれ退所が必要な施設であり、退所後は再び通院することになるでしょう。

そのため、退所後スムーズに通院を再開できるように、施設へ在宅でのかかりつけ医がどこであるかを伝えておき、施設側と在宅医で情報提供や連携をしてもらうようにしましょう。

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