介護保険の期限が切れてしまった場合はどうなる?

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介護保険の期限が切れてしまった場合はどうなる?

Q. 介護保険の更新手続きを忘れていて、介護保険の期限が切れてしまった場合はどうなりますか?

A. 介護保険が切れてしまっていた期間は、全額自費負担になります。

介護保険の認定期間は、初めての申請と区分変更した場合は3~12ヶ月、更新の時は3~36ヶ月となっていて、状況により更新時期が異なります。通常は、市区町村から更新月の約2ヶ月位前までに、封書で更新手続きの案内がくるとともに、担当しているケアマネージャーから、更新についての話がありますが、まだ時間があると思ってそのまま申請手続きに行くのを忘れてしまったという方もいらっしゃいます。

しかし、介護保険の有効期限が切れてしまった場合は、有効期限が切れてしまった後に利用していたサービス費用は全額自己負担(10割)となるので注意が必要です。また、介護保険サービスは、本来要介護認定を受けている方しか利用することができないので、気付いた時点でサービス利用は休止となります。
※災害時など、やむを得ない理由がある時は1ヶ月の猶予期間が認められます。

例えば9月30日に有効期限が切れる場合、通常は9月30日までに更新申請を行います。10月5日に更新申請の手続きに行ったとしても、やむを得ない理由がない限り、更新ではなく新規の申請となり、10月1日~10月4日に利用していたサービスは全額自己負担です。尚、手続きの内容は新規の申請と更新申請で特に変わりはありません。

介護保険の有効期限は、本人、家族、ケアマネージャー、利用しているサービス事業所のみんなで、有効期限が切れる前に更新申請ができるように気を付けていますが、「つい、うっかり」ということもありますので、担当しているケアマネージャーに申請の代行をお願いしてしまうのも、忘れないための一つの対策です。

※介護保険の更新申請に関しては、マイナンバーを求められる自治体が多くなっていますので、事業所の方針により代行申請を承っていない場合があるかもしれません。担当ケアマネージャーに事前にご確認ください。

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