障害者でも介護保険サービスを利用できる?

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障害者でも介護保険サービスを利用できる?

Q. 身体障害者手帳を取得しています。現在サービス利用はしていないのですが、高齢になってきたため今後の生活が不安になってきました。障害者でも介護保険サービスを利用できるのでしょうか。

A. 障害者の方でも介護保険サービスの利用は可能です。

身体障害者手帳を取得されている方でも、介護保険サービスを利用することは可能です。原則として、40歳以上の方は障害があっても介護保険の被保険者となります(身体障害者療護施設や重症心身障害児施設の入所者の方は被保険者となりません)。

そのため、40歳から65歳未満の方が特定疾患と判断された場合や、65歳以上で介護が必要な状態と判断された場合には、障害者手帳を持った方でも介護認定を受けた上で介護保険サービスを利用することができます。また、障害福祉サービスを受けている場合にも、介護保険サービスを併用して受けることができます。

その際は、障害福祉サービスと介護保険サービスで重複する内容のサービス(ホームヘルプサービスなど)では、原則的には介護保険での支援が優先されます(要介護5の認定を受けて一定の条件を満たす場合には障害者サービスから上乗せでの支援を受けることも可能です)。障害福祉サービスでしか受けられないサービスについては、介護保険を利用しながらでも障害福祉サービスとして受けることができます。

障害者手帳を取得されているとのことですが、加齢に伴い生活に不安が出てきているようでしたら、一度お住まいの地域の地域包括支援センターなどに相談してみてください。

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