右手が麻痺してから箸を使っての食事ができない。何か良い自助具はある?

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右手が麻痺してから箸を使っての食事ができない。何か良い自助具はある?

Q. 父が脳梗塞で倒れてから右手に麻痺がでてしまい、箸を使っての食事が難しくなってしまいました。麺類が好きで自分で食べたいといっているのですが、何か良い道具はありませんか。

A. 箸だけでなくスプーンやフォークなど様々な種類がありますので、お父様にあった自助具を見つけてみてください。

疾患の影響で麻痺がある方や、筋力が低下してうまく箸を使用できない方のために、食事をしやすくするための食器やお箸等の様々な自助具が販売されています。箸だけでなく、スプーンやフォーク等にも様々な工夫がされていますので、お父様に合う自助具を選ぶようにしましょう。

例えば、麻痺がある方や握力の弱い方でも、ピンセットのようにつまむ動作で箸が使用できるようなもの、わし掴みするような形で使用できる箸等が販売されています。また、握りやすいように太めのグリップがついていたり、柄の部分が自由に曲げられるようになっているスプーンやフォークもあります。

箸が使いにくい場合は、練習としてまずはフォークから使用してみても良いでしょう。いずれも、福祉用具販売所やホームセンター、インターネット通販等で販売しています。現在、病院や介護サービス等で脳梗塞後のリハビリをしているのであれば、リハビリ担当者にどのような動きができるか、どのような道具が適切なのか等を相談してから、購入するようにしましょう。

また、福祉用具販売所の専門員に自宅へ来てもらい、お父様の状態を見てもらってからお試しで使用させてもらう等して、購入前にしっかり合うものを選択するようにしましょう。

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