介護予防通所リハビリテーション(デイケア)とは?

更新日:
介護予防通所リハビリテーション(デイケア)とは?

介護予防通所リハビリテーションはデイケアとも呼ばれており、通所型サービスとしてのその位置を築いてきました。同じようなサービスとして介護予防通所介護(デイサービス)がありますが、実はその目的は大きく異なっています。介護予防デイケアの特徴や、デイサービスの違い、サービスの内容などについても紹介します。

■特集!!入居金0円の老人ホーム/介護施設はコチラ
【大阪】で入居金0円の老人ホームをお探しの方はコチラ
【兵庫】で入居金0円の老人ホームをお探しの方はコチラ
【京都】で入居金0円の老人ホームをお探しの方はコチラ

介護予防通所リハビリテーション(デイケア)ってどんなところ?

介護予防通所リハビリテーション(デイケア)は、日帰りの通所サービスで、日常生活上のケアの他、専門のセラピストによるリハビリや、栄養指導、口腔体操などの医学的サービスが受けられる施設です。医師や看護師、セラピストの配置が義務付けられているので、より医療的ニーズの高い方にも対応できます。名前の通り、リハビリテーションを目的とした施設なので、一人ひとりの状態に合わせ、専門家によるリハビリテーションを受けることができます。

対象

介護予防通所リハビリテーションの対象者は、介護保険の要介護認定で要支援1もしくは2と認定された人となります。

目的

要介護状態の人が、日常生活面のケアだけでなく、運動器のリハビリテーションや、口腔機能訓練、栄養管理など専門的なケアを受け、要介護状態とならずに過ごせることを目的としています。医師や看護師も配置されていますので、緊急時の対応や、健康相談なども受けることができます。

介護予防通所リハビリテーションが行われている場所

医師が配置されていることが条件となっていますので、病院や診療所、老人保健施設などでサービスが実施されています。

介護予防通所介護と介護予防通所リハビリテーションとの違い

介護予防通所介護(デイサービス)と介護予防通所リハビリテーション(デイケア)は、サービス内容もよく似ており、違いがよくわからない方も多いでしょう。しかし、目的やスタッフの配置などが大きく違っています。

介護予防通所介護と、介護予防通所リハビリテーションの一番大きな違いは、スタッフの配置基準にあります。介護予防通所リハビリテーションを設立するには、常勤の医師や看護師・介護士が1名以上、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のいずれかが常勤で1名以上働いていなければなりません。そのため、リハビリテーションには専門のセラピストが医師からの指示を受け、リハビリを行ってくれます。

それに対して介護予防通所リハビリテーションでは、医師やセラピストの配置基準はありません。介護予防通所介護も機能訓練は実施しますが、リハビリの専門職種でなくても実施することは可能です。その代わり、食事や入浴など生活上のケアやご利用者様同士の交流を図ったり、レクリエーションを行ったりなど介護面により重点がおかれています。そのため、より専門的なリハビリを希望する人は介護予防通所リハビリテーション、介護に特化したサービスご希望の人は介護予防通所介護を利用したりと、すみ分けることが可能です。

介護予防通所リハビリテーションのサービス内容

介護予防通所リハビリテーションでは、入浴や排泄、食事などのケアを行う共通的サービスと、運動機能向上、口腔機能向上、栄養改善を目指した選択的サービスを組み合わせて利用することができます。どのサービスについても専門のスタッフが対応しますので、安心してサービスを受けることができます。

共通的サービス

入浴・排泄・更衣・食事などの日常生活上必要な行為を、介護予防通所リハビリテーションでは介護を受けるだけでなく、ご自宅に戻られた際も自立して行えるように、練習の場としても利用することができます。どの部分がどのようにしづらいのか、どうすれば出来るようになるのかなど、専門スタッフと一緒に実際の場面で練習します。初めは難しくても、繰り返して行ううちに段々と出来るようになっていきます。

選択的サービス

選択的サービスとは、運動機能、口腔嚥下機能、栄養状態のそれぞれにおいて専門家による訓練やアドバイスを受けることができます。運動機能面は理学療法士や作業療法士、口腔嚥下機能は言語聴覚士や歯科衛生士、栄養状態については栄養士などが積極的に関わってくれます。

介護予防通所リハビリテーションの利用者負担

ご利用者様の費用負担としては、要支援1の人は共通的サービスを利用した場合、1月に1712円、要支援2の人は3615円となっています。選択的サービスを利用する場合、運動機能向上では1月に225円、口腔機能向上では150円、栄養改善では150円となっています。地域により料金に若干の違いがあるので、その地域の担当の人に問い合わせてください。

おわりに

介護予防通所リハビリテーションは、主に要支援の人がリハビリを目的に通う日帰りの施設です。そのため、健康に関心の高いご利用者様も多く利用されています。ご利用者様同士がお互いに助け合うことで普段の生活にいつも以上の笑顔が生まれるかもしれません。介護予防通所リハビリテーションはご利用者様にとっても、その人を取り巻くまわりの人にとってもメリットの多いサービスだと思います。

■関西エリアの老人ホーム/介護施設を探してみる
【訪問看護可能】な老人ホーム/介護施設をお探しの方はコチラ
【デイサービス/訪問介護併設】の老人ホーム/介護施設をお探しの方はコチラ
【安い/低価格】な老人ホーム/介護施設をお探しの方はコチラ

Designed by Freepik