介護予防居宅療養管理指導とは?

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介護予防居宅療養管理指導とは?

在宅で生活をする高齢者の方やご家族が抱える悩みの一つとして、「医療機関を受診」することが挙げられます。自宅では安全に生活をしていても屋外を歩いたり、公共交通機関を使用することに抵抗を感じている人も多くみられます。病状や介護のことを相談できず、不安を残したままで介護を行ってしまい、深刻な問題へと発展することもあります。介護予防居宅療養管理指導は、医師や薬剤師、管理栄養士など医療の専門家が自宅に訪れて助言や相談に乗ってくれるサービスです。介護予防居宅療養管理指導とは、どんなサービスなのかを詳しく説明します。

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介護予防居宅療養管理指導ってどんなサービス?

介護予防居宅療養管理指導は、在宅で生活をしている通院が困難な高齢者の自宅に医師や歯科医師、薬剤師、管理栄養士、看護師・保健師、歯科栄養士などの医療の専門家が自宅を訪れ、療養上の管理や指導、アドバイスなどを行うサービスです。ご利用者だけでなく、担当のケアマネージャーに対して情報提供を行うこともあります。介護保険上のサービスなので、ケアプランに反映されている必要があり、自己負担額は原則としては1割負担となっています。

介護予防居宅療養管理指導の対象となる人

介護保険の要介護認定で要支援1ないし要支援2と認定を受け、自宅もしくはサービス付き高齢者住宅などに住んでいる人となります。

介護予防居宅療養管理指導のサービス内容

介護予防居宅療養管理指導は、訪問する職種によって提供されるサービス内容や回数が変わってきます。

医師や歯科医師による介護予防居宅療養管理指導

医師や歯科医師は、診断に基づく継続した健康管理方法や処方されている薬の服用方法、副作用についての説明を行います。さらに、ご利用者が使用している医療器具の管理方法について助言をしたり、ケアマネージャーのケアプラン作成のための情報提供も行ったりします。訪問回数は月に2回までとなっており、それ以上となると全額実費負担となります。

薬剤師による介護予防居宅療養管理指導

薬剤師は医師や歯科医師からの指示を受け、現在ご利用者が使用している薬剤についての説明、服薬方法、副作用についての助言や指導を行います。また、他の薬や市販薬を服用するときのアドバイスや、服薬中の禁忌食材などの情報提供も行います。病院や診療所勤務の薬剤師は月に2回まで、薬局勤務であれば付き4回まで実施することが可能です。

管理栄養士による介護予防居宅療養管理指導

管理栄養士も同じく医師の指示を受け、病状に応じた栄養バランスを整える「栄養ケア計画」を作成し、その人に合わせたメニュー作りのアドバイスを行います。また、必要に合わせて栄養相談を行なったり、調理方法についての指導も行います。管理栄養士による居宅管理指導は、月に2回までとなっています。

歯科衛生士による介護予防居宅療養管理指導

歯科衛生士も医師からの指示を受け、口腔衛生と誤嚥性肺炎との関係性を指導します。口腔衛生を保つための歯磨き方法や義歯の管理方法、嚥下機能の維持・向上のためのアドバイスも行います。歯科衛生士による居宅管理指導は月4回までとなっています。

看護師・保健師による介護予防居宅療養管理指導

看護師・保健師も他の職種と同じように、医師からの指示を受け、在宅で過ごすご利用者の療養や介護に関する助言やアドバイスを行います。必要に応じて簡単な医療ケアが行われる場合があります。利用回数はサービス利用開始から6か月間で2回までとなっています。

介護予防居宅療養管理指導の利用方法

介護予防居宅療養管理指導を利用する場合は、担当医師やケアマネージャーに利用したい旨を伝えます。ケアマネージャーは担当医師に連絡し、サービス内容や担当職種、指導内容などを協議します。医師や歯科医師以外がサービスを提供する場合、担当職種への指示書を作ってもらいます。具体的な実施頻度・日時などが決まったらケアプランに盛り込み、ご利用者やご家族に連絡します。ご本人とご家族がケアプランに同意をしたらサービスを開始することができます。

介護予防居宅療養管理指導の利用料金

介護予防居宅療養管理指導の料金は、他の介護保険サービスと同じく1~3割負担となります。サービスを提供する職種によってサービス利用料金が異なり、300円~550円程となっています。また、サービス付き高齢者住宅のように、同一建物内でサービスを提供する場合には、同じサービスを提供したとしても介護報酬は減算となります。

介護予防居宅療養管理指導を利用してみよう

介護予防居宅療養管理指導は、在宅で通院することが困難なご利用者や必要な情報をゆっくりと自宅で聞きたいご家族にとっても効果的なサービスとなっています。利用回数に制限があるので、利用を希望する人は事前にケアマネージャーや担当医師としっかり打ち合わせをするようにしてください。

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