介護老人保健施設とは?

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介護老人保健施設とは?

高齢者が利用できる施設はたくさんあり、どれも同じように見えても、実は役割や種類が異なることもしばしばあります。一目見ただけでは、その違いはあまり分からないかもしれませんね。介護老人保健施設は、介護保険制度が適用される施設で、略して「老健(ろうけん)」と呼ばれることも多いです。ここでは、介護老人保健施設の特徴を分かりやすい内容でご紹介します。

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介護老人保健施設ってどんな施設?

介護老人保健施設の主な役割は、リハビリや認知症のケアを行って、高齢者ができるだけ長く自宅で過ごせるように支援することです。例えば、病気やケガで、身体を動かすことが難しくなった時、施設の中で日常生活に必要な動作を訓練して、また自宅に帰るなど、在宅復帰を目的としています。自宅での生活が一時的に難しい時は、短期間入所してリハビリをしながら生活することも可能です。また、近年では看取りに対応する施設としての役割も明確化され、病院以外の看取りの場としても注目を集めています。

介護老人保健施設の利用例

実際に、どんな形で利用する人が多いのか、例をあげてご説明しますね。

(Aさんの例)
脳梗塞で入院し、後遺症が残ってことで、これまでの身体の動きができなくなったAさん。そこで、退院後にすぐに自宅に戻らず、介護老人保健施設に入所し、寝起きから移動、トイレ、家事動作など、日常生活に必要な様々な動作を細かく練習・訓練します。

介護保険制度の利用が初めてだったAさんは、スタッフに詳しい説明を受けて、介護サービスの種類や仕組みについて理解します。

リハビリを頑張ったAさんは、徐々に自分一人でできることが増えて、だんだんと自信を取り戻していきます。そうして、自宅に戻ってから利用できるサービスを準備しておいて、段差などの環境面を整えてから家に帰ることができました。

介護老人保健施設は病院と自宅の中間地点

Aさんのように、介護老人保健施設は自宅と病院との架け橋のような施設です。また、普段自宅で生活している人が、身体の機能を維持したり、認知症の進行予防のために、何か月間かだけ入所するケースも多いです。入所して、また自宅に戻るという“行ったり来たり”ができる施設なんです。こうして、介護老人保健施設を上手に利用することで、自宅での生活を長く送れる人はたくさんいます。

介護老人保健施設の対象者とは?

介護老人保健施設に入所できるのは、要介護1~5の認定を受けた人で、集団生活が問題なく行える人です。病気の治療がある人は、施設医師の判断によって入所可能な状態かどうかが決まります。

介護老人保健施設の特徴

介護老人保健施設の大きな特徴としては、専門職が揃っていることにあります。医師や看護師などの医療職、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士といったリハビリ専門職の配置が義務づけられているのは、介護老人保健施設だけです。

他の施設では、非常勤で配置されている場合もありますが、法律上配置が義務付けられているのは、介護老人保健施設だけなんです。そして、現場職員の中心となるのは、介護職。普段の生活の中で、どんなところが難しいのかを把握しながら、課題を見つけて、各専門職が必要な支援にあたるスペシャリストが揃ったチームなんです。

短期入所や通所での利用も可能

施設によりますが、自宅で生活している人が数日間泊まる短期入所(ショートステイ)や、通ってリハビリを受ける通所リハビリ(デイケア)の利用も可能です。必要な時に、必要な分だけリハビリを受けることのできる施設なんです。

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