軽費老人ホームのB型とは?

更新日:
軽費老人ホームのB型とは?

軽費老人ホームとは、1人暮らしで身寄りのない高齢者や家族の支援がない高齢者が入所し、援助サービスを受けて生活していくための施設です。地方自治体や社会福祉法人が運営しているため、比較的リーズナブルな料金で入所でき、介護は必要でない状態ですが、1人での生活は不安という方に適している施設です。軽費老人ホームにはA型、B型、ケアハウスと3つの種類があり、それぞれの施設によって入所条件や対応範囲に違いがあります。今回は軽費老人ホームのB型について、詳しく解説していきます。

■特集!!入居金0円の老人ホーム/介護施設はコチラ
【大阪】で入居金0円の老人ホームをお探しの方はコチラ
【兵庫】で入居金0円の老人ホームをお探しの方はコチラ
【京都】で入居金0円の老人ホームをお探しの方はコチラ

軽費老人ホームB型の利用条件って?

条件に関しては、軽費老人ホームA型とほぼ変わりありません。年齢は、原則60歳以上の高齢者、または夫婦で入所の場合、どちらかが60歳以上の高齢者が対象となります。そして独居生活(夫婦で高齢)で身寄りがない・家族はいるが、支援体制がなく、援助が受けられない・経済的に自宅での生活継続が困難である等の条件に該当する方が対象です。

また、所得制限があり、月34万以上の一定した所得のある方は入所できません。(ただし、条件には各地方自治体によって多少の差異がありますので、施設へ問い合わせて確認が必要です。)

A型との違いは?

ただし、常時介護が必要な高齢者は利用できません。つまり、要介護状態である方は対象外となります。ここで、A型と明確に違うところとしては、食事の準備や提供のサービスがないというところです。自炊できる方が入所の条件となるため、A型よりもさらに自立している高齢者が対象となります。

介護度の規定はありませんが、非該当及び要支援の方が中心と言えるでしょう。ほぼ自立した生活は可能であるが、不安で見守ってほしい方、何かあったときにサポートしてほしいという方におすすめな施設です。

軽費老人ホームB型の利用料金は?

初期費用は0円~30万円とA型とほぼ変わりなく、価格に差があります。月額料金としては、食事の提供がない分、3~4万程度となっています。B型においては、利用者自身で食事の準備が必要であるため、その分の料金や生活費は別途必要です。ただ、3~4万円の利用料に見守りや生活支援が含まれるということになりますので、在宅生活での不安な状況と比較すれば、かなり低額で利用できるサービスとも考えられます。

まとめ

軽費老人ホームB型は高齢者施設の中でも、より住宅に近い施設です。施設入所しても、必要な時に生活支援を受けることができ、自由度が高く、自宅に近い環境で生活できると言えます。そのため、介護までは必要ない状態だが、一人で生活することに不安がある高齢者に需要がある施設です。しかし、身体機能が衰え、自炊が自分でできなくなった場合は、対象外となってしまうため、違う施設に移る必要があります。

いつ状態変化があってもおかしくない高齢者にとっては、入所してからすぐに介護が必要になるパターンも考えられますので、入所して間もなく退所になる可能性がより高い施設とも言えるでしょう。

実際に、近年、介護を必要とする高齢者の割合が高く、主に生活支援をのみを提供する軽費老人ホームは増設されていません。施設数自体が少なく、料金が低額なため、入所希望者は多く、すぐに入所できず、自宅で待機しながら介護サービスを利用している方も多くおられる現状となっています。

■関西エリアの老人ホーム/介護施設を探してみる
【安い/低価格】の老人ホーム/介護施設をお探しの方はコチラ
【入居一時金0円】の老人ホーム/介護施設をお探しの方はコチラ

Designed by Freepik