介護予防短期入所療養介護(ショートステイ)とは?

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介護予防短期入所療養介護(ショートステイ)とは?

介護や見守りを受けている在宅で生活をする高齢者が、介護者の病気や、急な用事などで介護が受けれず、在宅で生活することが困難になる時があります。そんな時に出番となるのが介護予防短期入所療養介護(ショートステイ)です。いったいどんなサービスなのか紹介したいと思います。

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介護予防短期入所療養介護ってどんなサービス?

介護予防短期入所療養介護とは、在宅で過ごす高齢者が、介護施設や療養型のある病院などに一時的に宿泊し、医療的ケアや機能訓練などのリハビリテーションを受けることができるサービスです。

介護者の病気や用事のためばかりではなく、介護者の休息を目的としたレスパイトケアも含まれます。同じ「ショートステイ」と呼ばれるサービスでも、介護予防短期入所生活介護とは違い、より医療的要素の高いサービスとなっています。

対象者

対象となるのは、介護保険の要介護認定で要支援1もしくは2と認定された人です。

サービスの実施施設

医療的ケアが受けられるという点で介護予防短期入所生活介護とは違い、サービスの実施施設は介護老人保健施設や、療養型病床のある病院など医師が勤務している施設に限られています。介護予防短期入所療養介護を行っている施設の90%以上が、介護老人保健施設となっています。

介護予防短期入所療養介護のサービス内容

介護予防短期入所療養介護のサービス内容は、大きく「医療的ケア」「リハビリテーション」「日常生活上のケア」に分けることができます。

医療的ケア

介護予防短期入所療養介護で行われる医療的ケアには、日々のバイタルチェック、インスリンの自己注射の補助、服薬指導、褥瘡のチェック・処置などが含まれます。ご利用される人の状態に合わせて、医療器具の交換・調整、急変時の対応、ターミナルケアなども行われる場合があります。

リハビリテーション

病院や施設で働く理学療法士・作業療法士・言語聴覚士による、専門的なリハビリテーションを入所している間に受けることができます。

日常生活上のケア

栄養管理や入浴・排泄時の介助・見守り、移動支援などのケアを受けることができます。初めて入所する方が寂しくないように、不安にならないようにメンタル面のケアもしてくれます。

介護予防短期入所療養介護のメリット・デメリット

介護予防短期入所療養介護を有効利用するためには、メリット・デメリットの両面に考慮する必要があるでしょう。ここでは介護予防短期入所療養介護を利用する際の注意点について説明します。

メリット

医師や看護師が勤務しているため、健康についての相談をしやすく医学的なケアを受けやすい環境にあります。理学療法士などの専門家による積極的なリハビリテーションが受けられるので、入所中も活動的な生活が送ることができます。また、ご利用者様の急変時やご家族の方の冠婚葬祭など急な用事にも対応してくれるので、ご家族様の介護負担の軽減が図れます。ターミナルケアに対応している施設も多いので、様々な用途に合わせて利用することができます。

デメリット

満床になると利用することができないため、1ヶ月ほど前よりあらかじめ予約をとっておく必要があります。急な環境の変化についていけない高齢者の方も多く、不安になったり、夜間にせん妄となってしまうこともあります。宿泊費や食事代など実費が必要なことが多く、長期間滞在すると費用の自己負担額が大きくなってきます。

介護予防短期入所療養介護の料金

介護予防短期入所療養介護の料金は、入所先の施設のタイプによって金額が変わってきます。例えば、従来型の個室の場合、一泊の料金は要支援1の場合575円、要支援2の場合は716円となっています。ユニット型の場合は、一泊の利用料金が、要支援1では618円、要支援2では775円となっています。

もし、入所する施設が在宅強化型である場合は、一泊につき約40円の加算が加わります。また、食費やおむつ代には介護保険は適応することができませんので、実費での支払いが必要です。

介護予防短期入所療養介護をうまく活用しよう

都市部だけでなく、地方でも核家族化が進み、高齢者夫婦で生活している世帯も多くなっています。介護をする人も高齢となり、いわゆる老老介護の世の中になってきました。そのため介護をする人の負担も大きくなり、疲弊している家庭も多いそうです。

介護予防短期入所療養介護を利用することによって、ご利用者様だけでなく、ご家族様にとっても介護の負担から解放され、自分の時間をもつことが出来ます。介護予防短期入所療養介護を利用するに当たって様々なメリット・デメリットもありますが、特徴を理解してうまく活用してほしいと思います。

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