Q. 母が亡くなり、父が1人暮らしをすることになりました。1ヶ月くらいは家族で父の面倒を見るつもりですが、その後は何かしらのサービスを利用してもらいながら1人暮らしをしてもらおうと思っています。しかし今まで家事をしたことがない父なので、自分で食事を作ることができず困っています。配食サービスというものがあると聞いたのですが、毎食利用することはできるのでしょうか。
A. 業者によりますが、3食とも配食サービスを利用することは可能です。
希望があれば、朝・昼・夕と3食とも配食サービスを利用することも可能です。但し、配食サービスの業者によっては、朝食の提供をしていないところもありますので、直接確認が必要です。配食サービスの種類としては、大きく分けて各自治体や社会福祉協議会で行っているものと民間の業者が行っているものがあります。
各自治体や社会福祉協議会で実施しているものに関しては、全国統一のサービス形態ではなく、各市区町村によってサービス内容が異なりますので、窓口に確認が必要です。自治体によっては、介護認定で要支援や要介護と認定された方であれば、食事を届けるだけでなく、見守りや安否確認も含めたサービスを実施してくれる自治体もあります。
また、比較的リーズナブルな料金で利用することができる傾向にあります。しかし、食事の種類や配達の方法等があらかじめ決められており、自由に選べず、味に飽きてしまうといった問題もみられているようです。一方で民間の業者については、現在様々な民間企業が実施していることもあり、本人の好みに合った内容を選ぶことができると言えます。
味だけでなく、配達時間や頻度等も自由に選択できる傾向にありますので、比較的若い方や食に対してこだわりのある方は、民間業者の配食サービスを選ぶと良いでしょう。