介護老人保健施設で看取りはしてくれる?

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介護老人保健施設で看取りはしてくれる?

Q. 1人暮らしをしていた母が脳梗塞で倒れ、言語障害と左片麻痺の後遺症が残ってしまい、自宅での生活が難しくなりました。入所先の施設を探しているのですが、介護老人保健施設では最後まで見てもらうことはできるのでしょうか。

A. 介護老人保健施設は一時入所を目的としているため、終身利用できる保証はありません。お母様の場合、リハビリ目的に一時入所を検討するのも良いかもしれません。

介護老人保健施設は、終身利用ができる施設ではなく、一時的な入所を目的とした入所施設となっています。そのため、一定の期間入所すれば、退所する必要があると言われています。この一定の期間とは、各施設や本人の状態により異なるため、一概には言えませんが、最後まで入所できる保証はありません。

介護老人保健施設では、リハビリを積極的に行い、在宅復帰を目指すことが本来の施設の役割とされています。そのため、在宅復帰を目的として、医療機関から退院後にリハビリを目的として入所される方が多くおられます。その他には、終身施設である特別養護老人ホームの空きがなく、入所できないため、空きが出るまでの間に入所するケースも多くみられ、主に一時的な入所施設として利用されています。

また、介護老人保健施設には医師や看護師がいるため、ある程度の医療的な管理が可能とされており、胃ろうや痰吸引等が必要な方でも入所できるケースが多いため、退院後も医療処置や管理が引き続き必要な方が入所するケースもみられます。脳梗塞の後遺症でリハビリを継続する必要があれば、終身利用はできませんが、リハビリを目的に一時的な入所を検討するのも良いかと思います。

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