Q. 母が特養の入所待ちをしています。今はショートステイを利用しており、毎日服を着替えてもらってとても感謝しているのですが、特養では1日に1回着替えはしてもらえるのでしょうか。
A. 施設の人員配置によって回数が異なることがあります。
施設にもよりますが、ショートステイで毎日着替えをしてもらえている施設であれば、入所後も対応可能かと思います。施設入所後も生活のメリハリをつけることを目標とし、昼夜逆転を防ぐために、入所者全員の着替えを朝・夜と徹底している施設も多く存在します。しかし、中には毎日着替えることをしておらず、日中夜関係なく、施設着で過ごすことを決めている施設も存在します。
特別養護老人ホームでは、基本的に要介護者3人に対して、介護者が1人の配置基準が定められていますが、夜間はさらに配置基準が低くなり、介護者は少なくなります。高齢者施設では、常に人員不足の中で1日のスケジュールをこなしているのが現状であり、施設によっては、入浴後に更衣を行うと決めているところもあります。但し、食事や排泄の際に汚れた場合は、必ず介護者が衣類交換を行いますので、汚れた衣服を着て過ごすことはありません。
また、認知症の方の中には、着替えを拒否されたり、着替えることで不穏状態になる方もおられますので、その場合は、本人のタイミングによって着替えを行っています。人員不足の中でも、可能な限り入居者に合わせて個別対応を目標としていますので、毎日の着替えが決められていなくても、要望があれば施設へ相談するようにしましょう。