足腰が弱くなり、離れにあるトイレを使うのが難しくなってきた。どうすべき?

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足腰が弱くなり、離れにあるトイレを使うのが難しくなってきた。どうすべき?

Q. 両親が高齢になり足腰が弱くなったため、歩くのにふらつくようになりました。しかしトイレが離れにあるため、夜間など使うことが困難になってしまったのですが、どうしたらいいでしょうか。

A. ポータブルトイレの設置を検討してみてください。福祉用具事業所か担当のケアマネに相談するとよいでしょう。

夜間のみポータブルトイレの設置を検討しましょう。要介護認定の結果にて、要介護1~5と認定された方は、介護保険を利用して、購入費用の1割負担で特定福祉用具の購入が可能です。ポータブルトイレは特定福祉用具に該当しますので、福祉用具事業所か担当のケアマネージャーへ相談して、手配することができます。

ポータブルトイレを設置すれば、ベッドから少しの距離の移動で排泄をすることができます。尿意や便意があり、少しの移動なら介助は特に必要ではない方・下着の着脱は自分で可能な方であれば、ポータブルトイレの使用は可能です。おむつを着用することなく、夜間に少しでも自分で動くことで身体機能や筋力低下の予防にも繋がります。

ポータブルトイレには様々な種類があり、座面を調整できるものや便座がやわらかいもの、温水洗浄機能付きのもの等がありますので、それぞれに合ったタイプを選んで購入する必要があります。

ベッドの側にポータブルトイレを置くことに抵抗がある方は、少し離れたところに設置し、それまでの距離に支えられるもの(置き型の手すり等)を設置することや、ポータブルトイレの周りをパーテーションで囲ってプライバシーの確保を工夫することも検討しましょう。

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