食べ物の好き嫌いが多い場合、老人ホームや介護施設で食事の個別対応はしてもらえる?

更新日:
食べ物の好き嫌いが多い場合、老人ホームや介護施設で食事の個別対応はしてもらえる?

Q. 父の施設入所を検討しています。食べ物の好き嫌いが多く、気に入らないと食事をとらないことがあるのですが、施設で食事の個別対応は可能でしょうか。

A. 食事の個別対応の範囲は各事業所によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

個別対応してもらえる施設は多くありますが、対応可能範囲は各施設によって異なりますので、確認が必要です。施設の食事形態では、本人が気に入らず、どうしても食べられない場合は、各施設でできる範囲の調整をしますが、施設では対応できないと判断した場合は、施設から家族へ持ち込みをお願いする場合もあります。

また施設では、基本的に入所者の健康を考慮し、バランスの良い食事を提供しているため、本人の好きなメニューがあまりにも栄養面で偏ったものであれば、その通りの提供は困難です。そのため、自宅にいるときと同じような食生活を送ることは難しいかもしれませんが、極端な希望さえしなければ、検討した上で、対応してくれる施設は多くあります。

例えば、「魚は苦手なので、あまり出さないでほしい」や「毎朝、ヨーグルトをつけてほしい」「味噌汁を毎メニューつけてほしい」等、本人の状態を考慮した上で、健康面に影響のないメニューであれば、対応することは可能でしょう。

施設の形態としては、公的な施設(特別養護老人ホームや介護老人保健施設)よりも、民間の施設であれば、より自由度が高いため、費用は別でかかるかもしれませんが、個別対応はより可能となっています。

Designed by Freepik