デイサービスとデイケアは何が違うの?

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デイサービスとデイケアは何が違うの?

Q. 父母が自宅から出ていないようなので、外出させたいと思っています。デイサービスやデイケアというものがあると聞いたのですが、2つのサービスは何が違うのでしょうか。

A. デイサービスとデイケアの大きな違いは、リハビリ専門職のリハビリの有無です。

デイサービスとデイケアはどちらも通所サービスであり、食事や入浴・レクリエーションの実施・送迎等はどちらも実施しています。大きな違いとしては、リハビリの専門職(理学療法士や作業療法士・言語聴覚士)のリハビリの有無です。

デイサービスは、利用者が自宅で自立した生活を送るために、自宅での閉じこもり防止や、家族の介護負担の軽減、利用者の心身の機能の維持・回復を目指すためのサービスです。専門職のリハビリを中心としたサービスではなく、利用者が心身共に健康でいるために、日常生活で必要なサービスを中心に提供し、孤独感の解消や楽しみや生きがいを見つけられる場所でもあります。認知症の方に特化した、認知症専門のデイサービスもあり、レクリエーションやイベント等、食事等、各施設により特徴がありますので、その方の趣味や嗜好にあったデイサービスを選ぶことが大切です。

これに対して、デイケアでは、リハビリの専門職によるリハビリを受けることができ、身体機能の回復や維持・自立を促すことを利用目的としています。骨折後や退院後にリハビリを必要としている方が利用されることも多く、リハビリを中心とした通所サービスです。朝から夕方までの長時間利用が通常ですが、食事や入浴のサービスが必要のない方のために、リハビリのみ受けて帰宅することができる短時間のデイケアもあります。

2つの利用料金は、リハビリができるデイケアの方が少し高くなりますので、デイケアとデイサービスを組み合わせて利用している方もおられます。1日体験などもありますので、数か所を体験してみてから利用することも良いかと思います。

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