夜間に介護サービスを利用することはできる?

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夜間に介護サービスを利用することはできる?

Q. 母の介護をしています。尿量が多く、夜間にオムツ交換を行っているのですが、急な出張がありしばらく家に帰れなくなりました。お泊まりのサービスもあると聞いたのですが、母は人が多いところが苦手なため嫌がります。夜間にヘルパーサービスを利用して、おむつ交換してもらえると助かるのですが、それは可能なんでしょうか。

A. 夜間対応型訪問介護という選択肢があります。これは「定期巡回サービス」と「随時対応サービス」に分けられており、必要に応じて利用できます。

夜間対応型訪問介護を利用すれば、夜間にヘルパーを利用し、おむつ交換をしてもらうことが可能です。この夜間対応型訪問介護は、「定期巡回サービス」と「随時対応サービス」に分けられており、利用者は必要に応じて、二つのサービスを利用することが可能です。

定期巡回サービスとは、ケアプランにてあらかじめ決定されたスケジュールに沿って、夜間におむつ交換や体位変換、安否確認等を行うサービスです。

一方、随時対応サービスとは、オペレーションセンター等から通報を受け、緊急時にヘルパーが訪問し、対応するサービスです。

随時対応サービスを行っている事業所では、訪問看護事業所や医療機関と連携していることが求められるため、緊急時の医療的な対応も可能となっています。昼間・夜間の定期的な訪問介護を利用することにより、24時間切れ目のない見守りを行うことが可能になるとされています。

夜間対応型訪問サービスは、各自治体によって行われているサービスで、対象者は要介護認定で要介護1~5に認定されており、利用する事業所と同じ市区町村にお住いの方となります。サービスを利用する際は、まずはケアマネージャーへ相談し、ケアプラン上に計画を追加してもらうようにしましょう。

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