Q. 母が閉じこもりがちな生活をしているのですが、小刻みな歩行になってきており、足のあがりもよくないため、できればデイサービスで入浴してもらいたいと思っています。しかし、母は女性ならいいけど男性の方には介護してもらいたくないと言っています。本人の介護をしてもらう職員の方を、同性に限定してお願いすることは可能でしょうか。
A. 事業所によって対応は異なるのですが、事前にお願いすれば同性の介護者にしてもらえるところも存在します。
事業所により異なりますが、事前にお願いすることで、同性の介護者のみで対応してくれるところもあります。事業所によっては、あらかじめ入浴時は必ず同性で介助を行うように決めているところもあるようです。しかし、勤務している職員の人数やその日の出勤人数により、必ず対応可能かどうかはわかりませんので、希望しているデイサービスに利用前に確認するようにしましょう。
また、利用するデイサービスがまだ決まっていない場合は、ケアマネージャーに事前に希望を伝え、対応してくれる事業所を一緒に探してもらうようにお願いしましょう。また、お母様の希望する内容として、「入浴中だけでなく、他の介助も同性の対応が良い」「入浴以外は異性の介助者でも可能」等、明確に伝えるようにすることが大切です。
選択肢としては入浴中のみの同性介助を希望する方が多くなりますが、無理をして利用を始めると、デイサービスに行くことが苦痛になり、結局利用が続かなくなる可能性があるからです。デイサービスに対して、一度マイナスなイメージを持ってしまうと、新たに見つけた事業所を利用することも億劫になってしまいますので、なるべく本人の意向に沿った納得のいく事業所選びを心掛けるようにしましょう。