介護老人保健施設ではリハビリをしてもらえるの?

更新日:
介護老人保健施設ではリハビリをしてもらえるの?

Q. 父が長く入院しており、廃用症候群のため足腰の筋力が低下しています。退院しても安全に歩けるか心配なので、リハビリをしてから退院してきてもらいたいと思っているのですが、介護老人保健施設ではリハビリをしてもらうことはできるのでしょうか。

A. 介護老人保健施設は在宅復帰を目指すことが目的ですので、疾患の状態にもよるので一概に全員とは言い切れませんが、基本的に入所者はリハビリを行うことになっています。

介護老人保健施設の本来の役割としては、リハビリを行い、在宅復帰を目指すことにあります。そのため、基本的には、入所者はリハビリを行うこととなっています。

入所する方の中には、特別な疾患がある場合や寝たきりでリハビリができない入所者もおられますので、一概に全員がリハビリを行うとは言えませんが、廃用症候群等を防ぐために、無理のない程度で、拘縮予防や痛みの軽減のためのリハビリを行うことは可能です。

リハビリを行う上では、担当者を決めて、一人一人の状態に合わせ、計画を立てて、目標に向かって実施していくこととなります。介護老人保健施設は、基本的には、終身施設ではなく、数か月単位での入所となりますので、リハビリを行い、目標とする身体状況になれば、在宅復帰する形となります。

目標期間内に状態が回復しなければ、入所の延長を行うこともありますが、回復できない場合は、退所となる可能性もあります。

その場合、自宅で介護保険サービスを利用して生活するか、他の施設へ再び退所することとなりますので、覚えておきましょう。退所時には、施設のケアマネージャーが介護保険サービスの調整や他の施設への連絡調整等を行いますので、その点は安心して相談するようにしましょう。

Designed by Freepik