Q. 足腰が弱くなり、介護保険の申請をして要支援2の認定が下りています。旅行に行きたいと思うのですが、1人では不安なので誰かについてきてもらいたいです。訪問介護の職員に付き添ってもらうことはできるのでしょうか。
A. 旅行および遠方への外出は、訪問介護サービスの対象外となっています。介護保険外での利用なら、遠方への外出も受け付けてくれる可能性があるため、一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。
旅行や遠方への外出については、介護保険制度を利用した訪問介護のサービスの対象外となっています。介護保険サービス内の訪問介護では、日常生活上に必要な援助や介助が対象の内容となっています。サービスの内容としては、「生活援助」「身体介助」に分けられていますが、全て身の回りの援助や介助に限られています。
そして、外出援助もサービスには含まれていますが、あくまでも日常生活上で最低限必要とされる外出のみが対象であり、日用品の買い物や通院の付き添い、役所への書類の届け出、施設やデイサービスの見学付き添い等に限られています。よって、介護保険サービスを利用して訪問介護員へ旅行の同行を依頼することはできません。
そのため、介護の専門職に旅行の付き添いを依頼するためには、介護保険外で訪問介護を利用する必要があります。介護保険外で訪問介護を利用すれば、遠方の外出のみならず、大掃除や部屋の模様替え、特別な料理の依頼（おせち作り）等、内容を限定せずに依頼することが可能となります。
訪問介護事業所の中には、介護保険内のサービスだけではなく、介護保険外のサービスを提供しているところがあります。民間企業だけでなく、各自治体で独自のサービスを行っている場合がありますので、問い合わせてみましょう。