Q. 今まで車の運転をしていたのですが、高齢者の事故も増えており、何かあっては困るので免許証を返納しました。心臓が悪く長い距離を歩けないので移動手段として電動カートを利用したいのですが、電動カートをレンタルすることはできるのでしょうか。
A. 電動カートの場合、介護保険を利用、もしくは自費でのレンタルが考えられるでしょう。
電動カートをレンタルすることは可能です。レンタル方法としては、介護保険を利用したレンタルと自費でのレンタルがあります。要介護認定の判定で、要介護2～5と認定されている方に関しては、介護保険を利用して、福祉用具のレンタルをすることが可能です。そして、要介護認定の判定で、非該当や要支援、要介護1と認定されている方に関しては、介護保険を利用した電動カートのレンタルはできませんが、自費でレンタルすることは可能です。
費用は、介護保険を利用した場合、自己負担額が1割となりますので、一か月のレンタル料として、1500円～3000円程となるでしょう。自費でレンタルする場合は、全額自己負担となりますので、一か月15000円～30000円程となります。小回り機能や軽量化されたもの、傾斜に強いもの等、性能が高いものになれば、費用は少し高くなると言えるでしょう。
レンタルするためには、レンタルを実施している福祉用具事業所を探す必要がありますが、介護認定があり、担当のケアマネージャーが既にいる場合は、事業所の紹介や洗濯する基準について相談するようにしましょう。
要介護認定を受けておらず、担当のケアマネージャーがいない場合は、まずは、要介護認定を申請する必要がありますので、今後のサービス利用の件も含めて相談できる「地域包括支援センター」へ相談へ行くことをお勧めします。