ヘルパーさんにたばこやお酒など嗜好品の購入をお願いすることは可能?

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ヘルパーさんにたばこやお酒など嗜好品の購入をお願いすることは可能?

Q. 足腰が弱くなり買い物が大変になったため、ヘルパーさんに食料や日用品を買ってきてもらおうと思っています。毎日の晩酌と食事後の一服が楽しみで生きているため、たばことお酒を買ってきてもらえると嬉しいのですが、ヘルパーさんにたばこやお酒等の嗜好品の購入をお願いしてもいいのでしょうか。

A. 原則として、お酒やたばこなどの嗜好品の購入をヘルパーに依頼することは難しいでしょう。ですが事業所や市区町村によっても判断は異なるため、一度確認してみてください。もしくは自費サービスの利用も選択肢としてあるでしょう。

介護保険を利用した訪問介護サービスでは、ヘルパーが買い物を代行する支援を行うことができますが、代行して購入できる品物ついては、いくつかの制限があります。これは、日常生活において必要である品物のみに限定されており、お酒やたばこ等の嗜好品の購入に関しては原則として、対象外となるため、ヘルパーに依頼することは通常であればできません。

お酒やたばこ等の嗜好品は、健康を害する可能性があり、健全な日常生活を維持するために必要なものではないと判断されるため、介護保険のサービスに適さないとされています。また、高級品や契約を要する買い物、家具や家電等の大きすぎる物の購入に関しても、日常生活に頻繁に必要なものではないと判断されるため、対象外とされてしまう可能性が高いでしょう。

しかし、日常生活に必ず必要なものについては、個人により差があり、事業所や市区町村の判断によっても異なりますので、一度利用している訪問介護の事業所やケアマネージャーへ相談してみることも大切です。その上で、必要なものが対象外とされてしまった場合は、介護保険外での買い物代行サービスを利用する等、自費サービスの利用も検討する必要があるでしょう。

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