Q. 父にトイレや食事の介助が必要なため、同居して介護しているのですが、先日私が体調を崩してしまい、入院することになってしまいました。頼れる親族もおらず、困っています。どうしたらいいでしょうか。
A. 質問者様の入院期間が短期間であれば、一時入院のサービス利用をおすすめします。もし入院が長期化するようでしたら、介護施設への入所を検討したほうが良いと言えるでしょう。
入院期間が短期間であれば、介護施設でのショートステイ利用や医療機関が実施している一時入院のサービスの利用をお勧めします。ショートステイは、介護保険サービスのひとつであり、要介護認定にて要支援や要介護と認定された方が短期間、高齢者施設へ宿泊できるサービスです。
主に公的機関である「特別養護老人ホーム」や「介護老人保健施設」を中心として実施されていますが、近年ではサービス付き高齢者住宅や有料老人ホーム等の民間事業所が運営している高齢者施設での実施もみられるようになっています。
利用できる日数や費用は、介護度によって異なりますが、入院期間が明確に決まっており、長期でなければ、利用できる施設も見つかりやすいと言えるでしょう。そして、医療機関に一時入院する方法ですが、急性期病院や回復期リハビリ病院では実施しておらず、一般病院や地域包括ケア病棟等がある医療機関でのみ受入れている場合があります。
実施している医療機関は少なく、探すことが難しいのでショートステイを利用した方が無難ですが、医療保険で利用できますので、要介護認定を受けていなくても受入は可能です。しかし、この2つの方法に関しては、あくまでも一時利用となりますので、万が一入院が長期化する場合は、介護施設へ一旦入所した方が良いと言えるでしょう。
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