介護保険で借りていた杖を壊した。どうすればいい?

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介護保険で借りていた杖を壊した。どうすればいい?

Q. 要支援1の父が4点杖を借りているのですが、不注意で壊してしまいました。この場合は買い取りになるのでしょうか?

A. ほとんどの福祉用具のレンタル事業所では、無償で交換・修理してくれます

通常使用により、汚れたり破損してしまった場合、ほとんどの福祉用具のレンタル事業所であれば無償で交換・修理してくれます。実際に車いすのタイヤがパンクをしたり、杖が溝にはまって破損してしまったりすることはよくあります。小さな破損でも転倒などのリスクにつながる場合もありますので、レンタルをした事業所の担当者の人に相談してみましょう。

交通事故など不慮の事故で破損してしまった場合に備えて、福祉用具事業者も福祉用具に保険をかけています。福祉用具業者がかけている保険の範囲内でまかなえることも多いので、不慮の事故で破損してしまった場合も同様に、レンタル事業所の担当者に相談してみましょう。

しかし、故意に破損させてしまった場合や、過失によるもの、契約内容に反するものの場合には、免責額がかかってくる場合があります。その際、福祉用具業者の規定に応じた弁済金が必要となってきますのでご注意ください。

いずれの場合にせよ、壊れた福祉用具を買い取らせるような悪徳な福祉用具業者は、介護保険の登録販売・レンタル事業所として認められないので、もしも法外な請求をされた場合は、一度担当のケアマネージャーに相談してみましょう。

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