Q. 父の施設入所を検討しています。毎日たばこを吸っている父なのですが、好きな時間にたばこを吸えるのでしょうか。健康への懸念ももちろんあるのですが、依存度も高いので、吸えないことがストレスにならないか心配です。
A. 施設の種別や、事業所ごとに異なります。
喫煙が可能な施設はありますが、種別としては、民間が運営している「サービス付き高齢者住宅」や「有料老人ホーム」等に限られます。介護保険の公的施設である「特別養護老人ホーム」や「介護老人保健施設」、「介護療養型施設」等は、喫煙を禁止しているところがほとんどです。喫煙可能な施設では、事故防止のため、喫煙時にヘルパーや職員が付き添いをする場合があります。
そして、喫煙が可能な施設であっても、お父様の病状や状態の変化によっては、入所してから喫煙禁止になるケースもあります。病院へ入院すると、喫煙が禁止されるように、施設入所中も健康上に問題が発生する場合は、禁止になる可能性が高いです。お部屋での喫煙は禁止で、指定したスペースのみでの喫煙は可能であったり、時間や回数に一定の制限をかけている施設もみられます。
施設は、他人との共同生活の場ですので、喫煙に関しては、他の入居者に迷惑がかからないよう、一定のルールを設けているところが多く、今まで通り自由に喫煙することは難しいでしょう。喫煙できる施設であっても、それぞれにルールが必ず決められていますので、入居する前に詳細を確認し、施設の規定内で喫煙をすることは問題ありません。