Q. 父が転倒して股関節を骨折し、退院後は通所リハビリを利用するようにと医師から勧めがありました。通所リハビリでは入浴もできると聞いているのですが、父は自宅以外での入浴が嫌いなので、おそらく拒むと思います。通所リハビリでは、必ず入浴しなければならないのでしょうか。
A. 自宅で入浴できるようなら、強制ではありません。なお、最近ではサービス時間を選択できる施設も増えています。
自宅で入浴ができる場合、サービス利用中に強制的に入浴をする必要はありません。利用前の契約時に、入浴はしない旨をあらかじめ施設とケアマネージャーへ報告しておくようにしましょう。通所リハビリテーションでは、機能訓練を中心に食事・入浴等の様々なサービスが提供されていますが、必ず入浴をしなければならないという決まりはありません。
お父様が自宅で入浴ができないような身体状態で介助が必要ならば、サービス利用中に入浴してもらう方法を検討する必要がありますが、自宅でできるのであれば、特に問題はありません。また、リハビリテーションだけを利用したいのであれば、短時間（1～2時間程度）の通所リハビリテーションのサービスを提供している施設もあります。
通常、長時間（6～7時間程度）の利用ができる通所リハビリテーションが主流ではありますが、近年では1～2時間や3～4時間等、利用者のニーズに合わせて、選択できる施設も増えています。
自由時間は自宅で過ごしたい方や、介護度の低い方（要支援状態の方）は、リハビリテーションのみ利用ができるような施設を選択することで、サービス利用時の本人のストレスを軽減することができますので、是非検討してみてみましょう。