老人ホームや介護施設の就寝時間は?就寝時間を過ぎると部屋の電気は消されてしまう?

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老人ホームや介護施設の就寝時間は?就寝時間を過ぎると部屋の電気は消されてしまう?

Q. 施設入所を検討しています。病院では消灯時間があり、時間になると電気が消されてしまいますが、老人ホームや介護施設では就寝時間は決まっていますか?また、就寝時間を過ぎた場合は電気を消されてしまうのでしょうか。

A. 施設によって異なりますが、個室もしくは多床室の個人スペースの電灯なら、許可しているところがほとんどです。

就寝時間の有無については、施設によって異なります。就寝時間が決まっている施設においては、時間が来るとフロア内の全体を照らしている電気は消灯され、個人のお部屋、あるいは多床室の場合、個人のスペースのみで電灯を付けることのみを可能としているところがほとんどです。

時間については、20時~21時頃を基準にしている場合が多くみられています。就寝時間を設定している施設としては、特別養護老人ホームや介護老人保健施設等の多床室がある施設や介護度の高い方が入所している施設において多くみられます。集団生活においては、入所者全員が健康的な生活を送る上で、適切な時間で食事や入浴はもちろん、就寝時間だけではなく、起床時間等、一日のスケジュールがあらかじめ決められているのです。

一方で、有料老人ホームやサービス高齢者住宅等、全室個室で自宅に近く、介護度が低い方が入所している施設では、就寝時間等のルールがあまり決められておらず、自由度が高い傾向となっています。

そのため、今まで通り自由に過ごしたい方や集団生活が苦手な方は、このような施設を選択すると良いでしょう。但し、就寝時間が決められていない施設でも、あまりにも遅い時間まで起きている場合や健康を害するような昼夜逆転がみられた場合は、個人的に声掛けや指導等をすることがあります。

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