杖の先端のゴムがすり減ってしまった。杖本体を買い換えるべき?

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杖の先端のゴムがすり減ってしまった。杖本体を買い換えるべき?

Q. 父の足腰が弱くなってから杖を使用しているのですが、長年使っているので先端のゴムがすり減ってしまいました。どうしたらよいでしょうか。

A. お父様のご状態が杖のご購入時から変わっている場合は買い替えを、現在の杖で問題ないようなら先端のゴムの購入を検討するとよいでしょう。

杖を長年使用していて、その間にお父様の体の状態変化があった場合は、今の状態に合った杖を新しく購入することを検討しましょう。状態に変化がなく、現在の杖がお父様に合っており、使い慣れているものであれば、杖本体の買い替えはせずに先端のゴムだけ交換をした方が良いでしょう。

杖の先端のゴムは、使用の頻度が高い方であれば、半年から1年程が寿命と言われています。通常、先端のゴムには車のタイヤのように溝がありますが、数年使用すると溝がなくなり、平らな状態になってしまいます。また、ひび割れや破損があると杖が安定せず、転倒の危険性が高くなりますので、定期的に杖の状態は確認するようにし、必要なメンテナンスを行うことが必要です。

先端のゴムは交換ができるように、あらかじめ接着剤等で装着されておらず、引き抜くことができます。多少の力は要りますが、ゴムの交換はご自宅でも簡単にすることができます。ゴムの購入は、ホームセンターやネット通販、近年では100円ショップでも可能ですので、サイズを測って把握すれば、すぐにご自身やご家族でもできます。

ご自宅での交換に不安がある場合や杖が特殊な形状である場合は、杖を購入したショップや福祉用具専門店を利用し、直接サイズ合わせをしてもらうことをお勧めします。

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