通所リハビリのサービス内容にある個別リハビリって何?

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通所リハビリのサービス内容にある個別リハビリって何?

Q. 母が自宅で転倒することが増えたため、通所リハビリの利用を検討しています。資料に個別リハビリと書いてあったのですが、個別リハビリとはどんなことをするのでしょうか。

A. 個別リハビリは、他の利用者と一緒に行う集団リハビリとは違い、個々の状況に合わせたリハビリを実施するサービスです。

個別リハビリとは、リハビリテーションの専門職である理学療法士や作業療法士、言語聴覚士等によるリハビリを利用者一人一人の状態に合わせて、個別に集中してリハビリを実施することです。

通所リハビリにおいては、集団リハビリと個別リハビリの実施がありますが、集団リハビリは利用開始3か月後から始まるリハビリであり、利用者全体あるいは、決められた人数で行うリハビリです。集団リハビリでは、集団で体操等を行うことで達成感を得ることや他の方との関わり・動きを見ることもリハビリの一環として捉えられています。

一方で個別リハビリは、各利用者の身体能力や機能に合わせた計画に沿って、専門職と個別にリハビリをすることで、その利用者に特化したリハビリを受けることができます。通所リハビリでは、この集団リハビリと個別リハビリを組み合わせて実施し、機能訓練を行って回復や維持を目指します。

そして、個別リハビリには、いくつかの種類があり、日常生活動作のためのリハビリはもちろんですが、退院後すぐに集中的に実施することができる短期集中個別リハビリや認知症の方のためのリハビリ等、様々な種類のリハビリをその方に合わせて選択することが可能となっています。

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