Q. 兄が糖尿病を患っています。低血糖で倒れたことがあり急な体調不良を心配しています。今後、週3回訪問介護を利用して調理や掃除の支援をしてもらおうと思うのですが、訪問介護中に体調が悪くなった場合ヘルパーさんにいろいろ対応してもらうことはできるのでしょうか。
A. 事業所によって方法は異なりますが、訪問介護中の急な体調不良にヘルパーが対応することは可能です。お兄様の疾患も伝えた上で、緊急時の対応について事前に話し合っておくとよいでしょう。
訪問介護利用中に体調が悪くなった場合、ヘルパーが対応することは可能です。事業所によって対応方法は異なりますが、訪問介護事業所では、緊急時のマニュアルが用意されていますので、マニュアルに沿って、訪問中のヘルパーが対応することになります。
訪問介護では、具体的に医療的な処置等をすることは難しいいため、緊急時には、救急車を呼ぶ・家族やケアマネージャーに連絡する等の最低限の対応は必ずしてもらえます。その他にも、訪問看護やクリニックと連携しているところであれば、緊急時は連絡し、訪問するようにしている事業所もあります。
この場合、普段から連携のある訪問看護やクリニックを定期利用していれば、よりスムーズな対応をしてもらえることでしょう。また、疾患の影響で急変する可能性がある利用者に対しては、事前に、緊急時の対応に関して、事業所と家族、ケアマネージャー等で話し合い、あらかじめしっかりと取り決めるようにしておくと安心して利用できます。
訪問介護の利用中に実施できる範囲は、限られていますので、事業所と事前に話し合うことで、できる範囲を把握し、家族の誰に連絡してもらいたいか等の希望を伝えるようにする等、具体的な対応方法を決めておくと良いでしょう。