小規模多機能型居宅介護ってどんなサービスなの?

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小規模多機能型居宅介護ってどんなサービスなの?

Q. 認知症の父の介護をしているのですが、私1人で介護することに疲れてしまい、介護保険のサービスを利用したいと思っています。そこで小規模多機能型居宅介護というものがあると聴いたのですが、どういうサービスなのでしょうか。

A. 小規模多機能型居宅介護は地域密着型サービスの1つで、同一の事業所で「通所サービス(デイサービス)」「訪問介護」「短期入所(ショートステイ)」を一体的に利用できるサービスです。

小規模多機能型居宅介護とは、地域密着型サービスの一つであり、1つの介護事業所を利用することによって、「通所サービス(デイサービス)」「訪問介護」「短期入所(ショートステイ)」を一体的に利用することができるサービスです。

通常、介護サービスを利用するためには、各サービスそれぞれに違う事業所を見つけ、契約もそれぞれの事業所と行うこととなりますが、小規模多機能型居宅介護を利用した場合、1つの事業所で契約すれば、3つのサービスを必要に合わせて、組み立てて利用することができます。ケアマネージャーも同じ事業所であるため、情報共有もスムーズに行うことができ、よりよい介護サービスを提供することができるとされています。

また、1つの事業所につき、登録可能な人数は29名以下となっており、少人数制のため、アットホームな雰囲気で自宅のように過ごすことができると言われています。利用条件は、要介護認定にて要支援1~2、または要介護1~5と認定された方で、施設と同じ地域に住民票を有する方、住居がある方とされています。

住み慣れた地域にある事業所で、利用者や家族の都合に合わせてサービスを組み合わせて利用できるため、利用希望者も多く定員が満員となっている場合もありますので、待期期間も含めてケアマネージャーへ早めに相談するようにしましょう。

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