経管栄養でも自宅で過ごすことは可能?

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経管栄養でも自宅で過ごすことは可能?

Q. 寝たきりの母の介護をしています。飲み込みが大変だったため、先日、胃ろうの手術をしました。近々退院になると思うのですが、経管栄養は自宅でも管理することはできるのでしょうか。

A. 経管栄養の方でも、自宅で過ごすことは可能です。しかし、経管栄養の管理はご家族だけだと難しいため、事前にケアマネなどに相談しておきましょう。

経管栄養になった方でも、自宅で過ごすことは可能です。経管栄養の管理に関しては、家族だけで行うのは難しいことですので、かかりつけのクリニックや訪問看護のサポート等を導入を検討し、自宅の環境を整えるようにすることが大切です。

そのため、担当のケアマネージャーには、自宅で経管栄養を管理したい旨を伝えておくようにしましょう。また、家族が自宅で経管栄養の注入を行う場合は、注入の指導が必要となりますので、入院中に看護師から指導を受けて手技を覚え、できるようになっておくことが理想です。

しかし、入院期間の関係上、十分な指導を受けられない可能性も考えられますので、まずは、入院中の病院にいる医療ソーシャルワーカーへ退院後は自宅で過ごしたい旨を伝え、相談するようにしましょう。院内に相談するところがない場合は、お住いの地域にある地域包括支援センターへ相談に行くようにして下さい。

院内の専門職(医師・看護師・医療ソーシャルワーカー等)と退院してからサポートしてもらう予定の関係者(ケアマネージャー・かかりつけの医師・訪問看護・訪問介護等)が入院中から情報共有を行い、退院後の支援計画を相談する機会を設けることも大切です。

計画的にサービスを組み、環境の準備をしていくことで、退院後の在宅生活をトラブルなく、過ごすことができます。家族だけではなく、ケアマネージャーを中心として、退院前から相談していくようにしましょう。

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