半日型デイサービスと半日型デイケアの違いって?

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半日型デイサービスと半日型デイケアの違いって?

Q. 父が閉じこもりがちな生活をしているので、介護保険を利用して機能訓練に取り組んでもらいたいと思っています。調べると半日型デイサービスと半日型デイケアで機能訓練が行えるとあったのですが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。

A. 半日型デイサービス・半日型デイケア共に、短時間でリハビリを提供するサービスですが、リハビリ専門職の配置義務において大きな違いがあります。

半日型デイサービスとは、「機能訓練デイサービス」や「リハビリ特化型デイサービス」とも呼ばれ、リハビリを中心としたサービスを短時間で提供しているデイサービスです。これまでのデイサービスでは、リハビリの専門職を配置していることが少なく、7~8時間といった長時間利用が当たり前でしたが、近年リハビリのみ行いたいといった需要が増えており、半日型のデイサービスも増加傾向となっています。食事や入浴がなく、午前・午後どちらかの3~4時間程で利用が可能であるため、体を動かしたい方や長時間の利用は負担になる方にお勧めのサービスとなります。

そして、半日型デイケアとは、通常のデイケアの半日版であり、専門職のリハビリを中心としたサービスを提供しています。デイケアには、リハビリ専門職の配置基準が定められているため、必ず専門職が配置されており、理学療法士や作業療法士等の提供するリハビリを受けることが可能です。

半日デイサービス・半日デイケア共に、短時間でリハビリを提供している点では、違いはありませんが、半日型デイサービスにおいては、リハビリ専門職の配置基準が設定されていません。そのため、提供されるリハビリの内容や時間、専門職の配置の有無は施設毎に異なります。そのため、利用する際はリハビリ内容が本人に合うかどうか確認し、検討するようにしましょう。

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