介護保険サービスを用いて入浴したい場合、どんな選択肢がある?

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介護保険サービスを用いて入浴したい場合、どんな選択肢がある?

Q. 父と2人暮らしをしています。今まで自宅で入浴できていたのですが、脳梗塞で麻痺がでてしまい、自宅で入浴するのが難しくなってしまいました。どこかでお風呂に入る方法はありますか。

A. デイサービスやデイケア、もしくは訪問入浴といった選択肢があります。集団が苦手などの希望もあるでしょうから、お父様の意向に沿った方法を探してみてください。

介護保険のサービスを利用する場合、デイサービスやデイケアに通って入浴をする方法や、訪問入浴を利用して自宅で入浴する方法があります。

まず、デイサービスやデイケアでは、1日利用の場合は、入浴だけでなく、食事やレクリエーション、リハビリ等のサービスの提供がありますので、1日を通して様々なサービスを受けることが可能です。施設内のイベントやレクリエーション等で本人が楽しみを見つけることができれば、自宅から出るきっかけにもなり、閉じこもりを防止する効果も期待できます。また、施設から送迎を行ってくれるため、麻痺のある方でも安心して利用することができます。

そして、訪問入浴では簡易浴槽を自宅へ持ち込むことにより、自宅にて入浴ができるサービスとなっているため、気を遣わずに慣れた空間で入浴することが可能です。介護スタッフと看護スタッフが訪問し、入浴前と入浴後にバイタルチェックを実施するため、体調面を考慮しながら入浴サービスを受けることができます。

本人が集団で過ごすことが苦手であったり、施設のお風呂で入浴することに抵抗がある場合は、訪問入浴サービスを利用されることが多いようです。どちらも、スタッフの介助の元、無理のない範囲で入浴することができますので、お父様の性格に合ったサービスを選択し、負担なくサービスの利用を続けられるようにしましょう。

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