訪問リハビリを利用して、屋外で歩きながらのリハビリをしてもらうことは可能?

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訪問リハビリを利用して、屋外で歩きながらのリハビリをしてもらうことは可能?

Q. 脳梗塞で倒れ、右側に麻痺が残ってしまいました。倒れる前は公民館で行われていた囲碁教室に行くことをとても楽しみにしており、退院後も行きたいと思っているのですが、麻痺が残る中1人で歩いていくのは不安が大きく心配です。自信がつけば1人でも行くことができるようになると思うのですが、実際の道のりで歩く訪問リハビリを受けることは可能でしょうか。

A. 実施が可能だと判断されれば、屋外でのリハビリも可能です。しかし距離やサービス時間も加味しなければいけないため、事業所と相談しながら検討しましょう。

訪問リハビリでは、本人の状態に合わせて日常生活に必要となる動作ができるよう、個別にリハビリ計画書を立てて機能訓練等を実施します。本人の生活範囲や目標設定に外出する項目も含まれており、機能的にも実施が可能であれば、自宅の近所で必要な屋外リハビリを行うことも可能です。

しかし、サービス提供中に、担当者と公民館まで行くことについては、公民館までの距離やサービス時間内に行けるかどうか等が問題となってきます。そのため、サービス事業所と相談して、検討するようにしましょう。

サービス提供中に行うことが困難な場合、事業所によっては、介護保険外のサービス(オプション)にて、本人の希望場所や時間に合わせて、リハビリを実施してもらえるところもあります。そして、介護保険外のサービスを利用することが難しい場合は、公民館までの道のりを想定し、本人が行けるようにことを目標として、必要な訓練を行うことも可能です。

公民館までの道のりに合わせて、段差や坂の訓練・体力をつけるための歩行練習、家族が付き添う場合は、家族に対しても必要な指導を行うことができます。まずは、訪問リハビリの担当者へ相談し、計画を立ててリハビリを行うようにしましょう。

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