入院時と同じように理学療法士がリハビリしてくれる介護施設はある?

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入院時と同じように理学療法士がリハビリしてくれる介護施設はある?

Q. 父が骨折して病院に入院しています。近々退院する予定で、施設に入所することが決まりました。病院では毎日理学療法士さんがリハビリをしてくれたのですが、施設に入所したあとも同じようにリハビリを受けることは可能でしょうか。

A. その後入所する施設によって異なりますが、介護老人保健施設であればリハビリを受けることは可能です。それ以外の選択肢もあるので、ケアマネージャーに相談してみるといいでしょう。

入所する施設により異なりますが、介護老人保健施設であれば、入所してから3ヶ月間は、毎日専門職のリハビリを受けることが可能です。3か月以降は、週2回程に回数は減りますが、引き続き理学療法士等の専門職のリハビリを受けることは可能となっています。

また、リハビリの専門スタッフを置いている施設であれば、引き続きリハビリを行うことは可能ですが、いない場合は、外部のサービスを利用し、訪問リハビリや通所リハビリを導入する方法があります。この場合、ケアプラン上にサービス内容を記載する必要がありますので、事前に担当のケアマネージャーへ相談しましょう。

利用可能回数については、介護度別の利用可能単位数によって異なり、他に利用する介護サービスとの兼ね合いも問題となってきます。利用する際は、今の状態でどの程度のリハビリが必要になるのか、回数等も含めて、現在リハビリを担当してくれているスタッフにもアドバイスを求めましょう。

病院と施設で情報提供をするために、入院中に退院前カンファレンスを行い、その場で今後のリハビリについて話し合いの場を作ることも良いかと思います。施設入所してからも、機能低下を防ぐために、体を動かすことは大切ですので、施設内のサービスや外部のサービスをうまく組み合わせて利用するようにしましょう。

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