自宅で転倒すると自力で起き上がれない。介護保険サービスで対応してくれる?

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自宅で転倒すると自力で起き上がれない。介護保険サービスで対応してくれる?

Q. 父と母が2人で生活しています。最近父の足腰が弱くなり、転倒することが増えました。自宅で転倒でしてしまうと自分で起き上がることができず、母も父を持ち上げることができません。何かいい方法はありませんか。

A. 一例として、訪問介護に緊急で要請できる緊急時訪問加算というものがあります。まずは、すぐ駆けつけてくれる援助者を検討し、連絡先を用意することから始めるといいでしょう。

すぐにかけつけてくれる援助者の連絡先を準備しておき、本人やお母様がすぐに連絡できるようにしておきましょう。普段から介護保険サービスの利用をしている場合、家族がすぐにかけつけることができない状況でも、ケアマネージャーやサービス事業所にすぐ連絡ができるようにしておくことで、対応を依頼することも可能です。

特に、訪問介護を利用している場合、利用予定以外の日・時間帯であっても、訪問介護を緊急で要請することで、身体介護を受けることができる「緊急時訪問加算」というものがあります。ケアマネージャーと訪問介護が連携して行うサービスであるため、緊急時はケアマネージャーか訪問介護事業所に迅速に連絡できるようにしておくことが重要です。

定期的な訪問サービスを利用することにより、自宅内の様子を観察することもでき、安否確認にもなります。そして、訪問介護だけでなく、通所サービスを利用し、自宅で夫婦だけで過ごす時間を減らすことも転倒のリスクを軽減する方法のひとつです。

デイサービスやデイケアを利用することで、1日安全に見守りをしてもらえるだけでなく、リハビリ等の機能訓練をプラスすることで、機能低下にも繋がります。様々な介護サービスを利用して、転倒防止のための環境作りを行いましょう。

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