人付き合いが苦手でも通所介護に馴染める?

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人付き合いが苦手でも通所介護に馴染める?

Q. 父が脳梗塞で倒れて半身麻痺になりました。自宅での入浴が困難なので、通所介護の利用を検討しています。もともと人付き合いの少ない父なので、他の利用者さんと話すのが苦手かと思うのですが、それでも通所介護は利用できるのでしょうか。

A. 通所介護を利用する方の中には、お父様のようなタイプの方も多く利用されているのでご安心ください。ただし、施設ごとに取り組みも異なるため、事前にお父様に適した施設かどうかを確認しておきましょう。

人付き合いが苦手な方でも、通所介護を定期的に利用していくことは可能です。通所介護を利用している方の中には、社交的な方だけでなく、お父様のように人間関係に消極的な方や集団行動が苦手な方等、様々な性格の方や疾患の方が利用されています。

そして、施設側は利用者に対して、なるべく一人一人が満足して1日を過ごせるように努力してサービスを提供しています。利用前に利用者の性格を面接や聞き取り等で把握し、職員は利用者に対しての接し方や配慮すべき点を考慮して対応に努めます。また、それぞれの施設によって、特徴や取り組み、1日の利用者人数等が異なります。

そのため、通所介護を利用する際は、お父様の性格に合った施設を選択する必要があります。例えば、「集団が苦手な方であれば、大規模の通所介護は避け、小規模でアットホームな施設を選ぶ」「カラオケが得意であるため、レクリエーションにカラオケがあるところを選ぶことにより、人間関係による苦痛を軽減する」等、利用前にケアマネージャーとも相談し、本人の性格に合いそうな施設を選ぶことが大切です。

本人に安心して利用を続けてもらうためにも、事前にいくつかの施設を見学したり、体験利用してもらうのも良い方法でしょう。

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