どの程度の介護度の人が通所介護を利用しているの?

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どの程度の介護度の人が通所介護を利用しているの?

Q. 両親の介護保険申請を検討しています。両親は思考はしっかりしていて、足腰が少し弱いくらいのレベルなのですが、通所介護サービスはどの程度の介護度の方が利用しているのでしょうか。

A. 通所介護の対象は要介護1〜5とされていますが、比較的幅広い介護度の方が利用できるサービスと言えます。

通所介護は、幅広い介護度の方が利用することができるサービスです。対象者は、要介護1~5となっていますが、要支援の方が利用する「予防サービス」も並行して運営している事業所もありますので、要介護認定者の全てが利用できるところも存在します。

しかし、介護度によって、1日の過ごし方やコミュニケーション方法、介助方法等、様々な項目が異なりますので、それぞれの利用者に負担をかけないよう、フロアを別にしたり、グループ分けすることによって、なるべく同じくらいの介護度の利用者が一緒に過ごせるようにしています。

例えば、重度の認知症状がある方は、職員が細やかな対応をしやすいように、職員がいるスペースの近くに席を設け、しっかりされている方に関しては、自立性をなるべく尊重するために、コミュニケーションがとりやすい方同士の席を設ける等の工夫をしています。そのため、様々な状態の方が利用する施設であっても、負担なく利用することができると言えるでしょう。

一方で、各施設毎にそれぞれの特徴があり、あらかじめ軽度の介護度の方を対象としたリハビリ特化型の通所介護や、認知症対応型の施設等ありますので、同じような状態の方が利用している通所介護を最初から選択することも可能です。

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