介護サービスの負担割合はどうやって決まるの?

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介護サービスの負担割合はどうやって決まるの?

Q. 父がひざの手術を行い入院しています。退院後に自宅に手すりを付けたいと思ったので、介護保険の申請をして要支援2の認定が下りたのですが、自己負担が3割ということがわかりました。1割負担と3割負担の人の違いは何ですか。

A. 本人の合計所得金額および年金収入、世帯収入等によって、1割から3割まで決定されます。

介護サービスを利用する場合には、費用の一定割合を利用者が負担する必要があります。負担割合については、平成30年7月までは、1割もしくは、一定の所得のある方は2割とされていました。しかし、平成30年8月以降より、65歳以上の高齢者で現役並みの所得がある方は、3割負担に変更となっています。

負担割合の条件は、本人の所得だけでなく、年金収入や世帯収入等も含め、計算されます。例えば、一割負担の方の条件はこれまでと変更はなく、本人の合計所得金額が160万円未満の方や160万円以上220万円未満で年金収入とその他の合計所得金額の合計額が単身世帯で280万円以上、または2人以上世帯で346万円以上の方などが当てはまります。

2割負担の方の条件は、本人の合計所得金額が160万円以上220万円未満で年金収入とその他の合計所得金額の合計額が単身世帯で280万円以上、または2人以上世帯で346万円以上の方などが当てはまります。

そして、3割負担の方の条件は、本人の合計所得金額が220万円以上で年金収入とその他の合計所得金額の合計額が単身世帯で340万円以上、または2人以上世帯で463万円以上の方などが当てはまります。

要介護認定を受けた方に対して、市区町村から発行される負担割合証が交付されることにより、利用者の負担割合がわかりますが、条件的にわかりにくい場合は、お住いの市区町村に問い合わせるようにしましょう。

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