介護保険の主治医意見書はどこでもらえるの?

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介護保険の主治医意見書はどこでもらえるの?

Q. 1人暮らしをしている母の支援をしているのですが、毎週自宅に行くことが難しくなるため、介護保険の申請をしてヘルパーを利用したいと思っています。介護保険を申請して認定してもらうためには、主治医の意見書が必要だと聞いたのですが、主治医の主治医の意見書はどこでもらうことができるのでしょうか。

A. 主治医意見書は、市区町村が直接医療機関に依頼する流れになっているため、ご自身で提出しなくても大丈夫です。もし行きつけのクリニックや医師が思い当たらない場合は、ケアマネージャーや地域包括支援センターへ相談してみてください。

主治医意見書とは、被保険者の介護度を判定するにあたって、被保険者の主治医から、疾病・負傷などについて医学的な意見を求める際に、記載される書類です。

主治医意見書に関しては、申請者が取りに行き、提出する必要はありません。要介護認定を申請する際に記載する申請書に、主治医を記載する箇所があります。市区町村がそれを見て、直接医療機関に依頼することとなっています。

主治医意見書には、疾病や負傷以外にも日常生活の自立度や身体機能面の情報、認知症状の有無など、記載される項目は細かく、多岐に渡ります。そのため、記載してもらう主治医については、本人の現在の状態がよくわかっている医師にお願いするようにしましょう。普段から通っているクリニックがある場合は、主治医に介護保険の申請をする旨をあらかじめ伝えておけば、記載してもらえます。

普段から通っているクリニックがなく、主治医もいない場合は、今回、要介護認定を申請するきっかけとなった負傷や疾病の際にかかったクリニック等があれば、そちらへお願いするようにしましょう。

但し、これまでの疾病や現状になった経緯を把握していない可能性が高いため、主治医意見書をお願いする際に、できれば、これまでの経緯や既往歴等を説明すると安心して記載を依頼することができます。もし、思い当たるクリニックや医師がいない場合は、ケアマネージャーや地域包括支援センターへ相談するようにしましょう。

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