寝たきりの状態でお風呂に入るには、どんな介護サービスを利用すればいい?

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寝たきりの状態でお風呂に入るには、どんな介護サービスを利用すればいい?

Q. 父が脳梗塞で入院しています。手足が動かせず寝たきりになってしまったのですが、今後お風呂にはどうやって入ればいいのでしょうか。

A. ご自宅に帰られるのなら、お父様の状況によって、介護保険を利用した入浴サービス、もしくは訪問入浴などの利用を検討するとよいでしょう。

退院後、自宅に戻るのであれば、介護保険を利用した入浴サービスを検討する必要があります。寝たきりで、移動が難しい場合は、訪問入浴の利用を検討しましょう。訪問入浴では、自宅に専門スタッフが訪問し、簡易浴槽を持ち込み、自宅の居室内で入浴をすることができます。

浴槽だけでなく、入浴用品や入浴に必要なお湯は事業所が準備していますので、家族が用意する必要はありません。2畳程のスペースがあれば、浴槽を持ち込むことは可能であり、2階の場合でも、専用のポンプで訪問入浴の専用車からお湯をくみ上げることができます。

寝たきりで介助量が多い方の場合は、介護スタッフを対応できるだけの人数で訪問し、リフト等を使用して移動を検討することも可能ですので、寝たきりの方でも安心して利用することが可能です。看護師も一緒に訪問し、体温や血圧の測定を行って、本人の体調を考慮しながらサービスの提供を行います。

そして、状態にもよりますが、車いす(リクライニング用も含む)に乗ることができ、外出できる状態であれば、通所サービスを利用した入浴も可能です。但し、寝たきりの場合、特殊浴槽がある施設に限り、本人の体調面にもよりますので、必ず医師の許可を得てから利用するようにしましょう。

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