Q. 麻痺のある母の介護を、これまでは車いすをレンタルして自宅でしていました。今回、施設に入所することになったのですが、継続して車いすをレンタルすることはできますか。
A. 介護保険での福祉用具のレンタルは在宅中に受けられるサービスですので、介護施設入所後の継続は難しいでしょう。しかし、施設に設けられた車いすが利用できるかと思うので、施設側に確認してみてください。
自宅で生活していて車いすをレンタルしていたということですが、介護保険施設に入所するとレンタルは継続できません。介護保険での福祉用具のレンタルは、在宅生活の中で受けられるサービスです。特別養護老人ホームや介護老人保健施設といった介護保険施設に入所すると、福祉用具のレンタルサービスを利用することができません。
入所後にレンタルを継続するとすれば、介護保険を利用しない自費でのレンタルになります。この場合、今までよりも高額な料金を支払うことになります。介護保険施設であれば、施設に車いすを用意しているところがほとんどです。そのため、車いすのレンタルが継続できなくでも、施設の車いすを使用できる可能性が高いので、施設に確認してみることが必要です。
施設で用意してもらった車いすが体に合わなかったり使いにくいこともありますので、その時には施設の方と相談してみることが大切です。クッションを使って調整したり、別の車いすと交換したりと配慮してもらえるはずです。
車いすに不安があるようでしたら、あらかじめ施設の方と相談しておくと良いでしょう。