Q. 母が腰椎分離症と診断され、腰痛でベッドから起き上がるのに自分で起き上がることはできなくなりました。どうにか起こしてあげる方法はあるのでしょうか。
A. 痛みが少なく起き上がる方法もありますが、動作に不安なようなら訪問リハビリを利用して介助方法を確認してもらうとよいでしょう。もしくは介護用ベッドを導入するのもおすすめです。
腰椎分離症では、腰や下肢に痛みや痺れが出るようになります。腰の痛みが強いと、ご自分ではベッドから起き上がるのが難しくなる場合もあります。腰が痛い時にベッドから起き上がるにはコツがあります。いつも通り腹筋を使って体の正面から起きようとすると、痛みが強くなってしまいます。
ベッドから起きるには、まず横向きに寝返りを打つようにします。横向きになったら、足を先にベッドの下に降ろします。足を降ろすことで、重力の力によって上半身を起こしやすくなります。足を降ろしたらベッドに肘を付いて状態を起こしてくると、痛みが少なく起き上がることができるはずです。
また、このような方法で難しい場合には、電動モーターで背部が上がる介護用ベッドを使うと楽に起き上がることができます。介護用ベッドは介護保険でレンタルして使用することができるので、ケアマネジャーの方に相談してください。
もし動作に不安があるのであれば、訪問リハビリなどを利用して、動作の手順や介助方法を確認してもらうのも一つの方法です。このような方法も併せて、ケアマネジャーの方に相談すると良いでしょう。